2015年8月28日金曜日

2015年7月社内発表会

 7月の帰社日に実施した社内発表会の内容をお伝えします。

 今回の勉強会は担当者が変わりまして、Yリーダーによる、『IT業界用語勉強会』と
Eさんによる、『ビジネススキル勉強会 意識合わせの極意 ~実践編~』の二本立てでお送りします。

『IT業界用語勉強会』
 今回は開催にあたって、予め全社員からネタ集めとして、IT業界で使われている用語とその意味を募集を行いました。Yリーダー指名の元、指名された方が用語を発表し+αの解答、また似たような言葉についてディスカッションを行うというものでした。
 ここでは、発表されたもので、印象に残った用語を紹介したいと思います。

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 用語:volatile(ボラタイル)
 意味:コンパイルする際に最適化しないよう抑止するための修飾子。
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 これは、2年目のY田さんに発表して頂きました。
 通常、コンパイラはコンパイル時に冗長(間延びしていて無駄)なコードを見つけると処理向上のために、最適化ということを行います。ほとんどの言語で最適化は行われており、とても便利な機能ですが、どうしても最適化をしてほしくないときがあります。

 ハードウェアによる変数の値の書き換え、マルチスレッドの場合など理由は多々ありますが、最適化を抑止することをvolatile(ボラタイル)と言います。

 発表時の反応を見る限り、COBOLやCなどをメインに扱った世代はピンとくるところがあったようですが、Java、C#などをメインに扱った世代はイマイチ良く分からないといった印象でした。
 是非とも今後の勉強会でY田さんにvolatileの使いどころなどを、説明して貰いたいと感じました。

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 用語:csvファイル(CommaSeparateValue File)
 意味:データとデータが,(カンマ)で区切られているファイル。
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 これは、1年目のY本さんに発表して頂きました。
 Y本さんは実際にCSVファイル自体は知っているものの、何故わざわざカンマで区切る必要があるかを答えられませんでした。
 そこで、助け舟にK部長がカンマで区切る理由として、『可変長のデータを扱う場合にデータとデータの区切りとして使う』と答えて頂きました。

 自分一人で勉強するとこういったことに気付けないことがあるので、自分の知識を共有することは再確認のためにも大切だと改めて認識しました。


『ビジネススキル勉強会 意識合わせの極意 ~実践編~』
 後半は先月のビジネススキル勉強会の最後の方で説明があった、『意識合わせの極意』を実際にみんなでやってみようというものでした。
 こちらも、特に印象に残ったものをピックアップしました。
 
 ・経緯・目的を詳細に伝える
 これは、本当に相手に伝えたいことを経緯から伝え、認識に相違がないようにするというものでした。 実際に、二人一組のペアとなって、『最近、買った高い買い物』について、『いつ? どこで? 何を? 何で? 幾ら? どうやって? 』など相手に細かに伝えるトレーニングを行いました。

 人は感情的な生き物で、どうしても、自分が真っ先に一番訴えたいこと(伝えたいこと)を言ってしまいがちです。雑談ならそれでも良いかもしれませんが、ビジネスの話ではそうにはいきません。それは、目的に至る経緯が分からなければ相手は納得せず、話がこじれてしますからです。
 『何故、あなたは大金を叩いてまで、そのようなモノ(サービス)を買ったのか』を経緯から、くどいくらいに伝えることによって、相手に納得してもらうことを学びました。

 今回の勉強会では、用語一つにしても多様な解釈があったり、用語の本質を知る事でさらに知識が広がることを学びました。
 また、ビジネススキルについても、実践してみることによって、まだまだ相手に伝える技術を身に付ける必要があると再認識させられるとても良い勉強会でした。
 
 Yリーダー、Eさんお疲れ様でした!