2015年10月社内発表会
10月の帰社日に実施した社内発表会の内容をお伝えします。
『問題・課題の分析/整理術を身に着ける』
今回は発生している問題・課題の整理と解決に向かえるよう、対策を立てられるようになることを目的とした発表会です。
①課題の洗い出しと初期分析
今回は、RAカードという道具を用意してディスカッションを行う事となりました。
RA(要求分析)カードは、以下の4つの記入欄を用いて問題・課題の分析を行うカードです。
(実際のカードのレイアウトに合わせて書いております)
●影響(問題の結果として与えられる状況) ●問題(現行業務で起こっている問題)
●対策・願望(問題の解決策・業務改善案) ●原因(問題を引き起こしている要因)
今回、雑誌に掲載されていた小説が題材として取り上げられ、小説内で取り上げられた問題について、2つのチームに分かれてRAカードを作成しながら話し合いました。
小説は登場人物達がプロジェクトのキックオフミーティングに向けて、プロジェクトの問題について話し合い、解決策を考え、ミーティングに臨むというお話でした。
RAカードを記載するにあたって、以下のコツが発表者から提示されました。
・問題から考える(問題→影響・原因→対策・願望)
・対策・願望から考える(対策・願望→影響・原因→問題)
現状からどう変わって欲しいか、から逆算して考える流れです。
・自分たちで対応できる内容で考える
例えば外部の会社やお客様の内部のルールが問題…となると「相手に対処してもらわないといけないからどうしようもない」という結論になってしまいます。
これでは対策の立てようがありません。
ディスカッションの後、チーム同士で話した内容を発表しました。
発表した内容は
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●影響(問題の結果として与えられる状況) |●問題(現行業務で起こっている問題)
・手戻りの発生 | ・利用部門と情報の共有が出来ていない
・品質の悪化 |
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●対策・願望(問題の解決策・業務改善案) |●原因(問題を引き起こしている要因)
・利用部門とのコミュニケーションの場を設ける |・利用部門が役割を理解していない
・人員の変更 |・上流へ意見を言い難い雰囲気が出来てる
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次回は、今回参加者が作成したRAカードをもとに、問題・課題を整理して行きます。