2015年11月9日月曜日

2015年10月社内発表会

2015年10月社内発表会

10月の帰社日に実施した社内発表会の内容をお伝えします。


『問題・課題の分析/整理術を身に着ける』

今回は発生している問題・課題の整理と解決に向かえるよう、対策を立てられるようになることを目的とした発表会です。

①課題の洗い出しと初期分析
 今回は、RAカードという道具を用意してディスカッションを行う事となりました。
 RA(要求分析)カードは、以下の4つの記入欄を用いて問題・課題の分析を行うカードです。
 (実際のカードのレイアウトに合わせて書いております)

 ●影響(問題の結果として与えられる状況)   ●問題(現行業務で起こっている問題)


 ●対策・願望(問題の解決策・業務改善案)  ●原因(問題を引き起こしている要因)

今回、雑誌に掲載されていた小説が題材として取り上げられ、小説内で取り上げられた問題について、2つのチームに分かれてRAカードを作成しながら話し合いました。
小説は登場人物達がプロジェクトのキックオフミーティングに向けて、プロジェクトの問題について話し合い、解決策を考え、ミーティングに臨むというお話でした。

RAカードを記載するにあたって、以下のコツが発表者から提示されました。
・問題から考える(問題→影響・原因→対策・願望)
 
・対策・願望から考える(対策・願望→影響・原因→問題)
 現状からどう変わって欲しいか、から逆算して考える流れです。
・自分たちで対応できる内容で考える
 例えば外部の会社やお客様の内部のルールが問題…となると「相手に対処してもらわないといけないからどうしようもない」という結論になってしまいます。
 これでは対策の立てようがありません。

ディスカッションの後、チーム同士で話した内容を発表しました。
発表した内容は
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 ●影響(問題の結果として与えられる状況)    |●問題(現行業務で起こっている問題)
  ・手戻りの発生                    | ・利用部門と情報の共有が出来ていない
  ・品質の悪化                     |
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 ●対策・願望(問題の解決策・業務改善案)    |●原因(問題を引き起こしている要因)
  ・利用部門とのコミュニケーションの場を設ける   |・利用部門が役割を理解していない
  ・人員の変更                    |・上流へ意見を言い難い雰囲気が出来てる
                               |
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次回は、今回参加者が作成したRAカードをもとに、問題・課題を整理して行きます。